鶏むね肉って高タンパク・低脂肪ということはご存知だと思いますが、それだけではないメリットがあることをご存知ですか?
鶏むね肉には抗疲労効果のあるイミダペプチドを多く含有しています。
「抗疲労効果」ってかなり魅力的ですね。
イミダペプチドは鶏むね肉に最も多く含まれるアミノ酸の一種。
鶏むね肉を食べるだけでこのイミダペプチドが摂取でき、疲れに効果があるのです。
この記事では10年以上胸肉を常食している僕の経験を元にして鶏むね肉の有用性をお伝えします。
この記事を読むとこんな知識が手に入ります。
ポイント
・優秀なタンパク源としての鶏むね肉についての知識
・抗疲労物質イミダペプチドについての知識
・鶏むね肉を美味しく調理する基礎知識
この記事を最後まで読むと鶏むね肉の情報を得ることができます。
僕のブログではプロテインをおすすめしていますが、
- プロテインはタンパク質をタイムリーに摂りたい
- 不足分を補いたい
タンパク源として優秀で、疲れにも効果がある胸肉を美味しく食べて健康な体作りにお役立てください!
目次
食べるサプリメント 鶏むね肉
食べるサプリメントでもある鶏むね肉。ここからはその特長をお伝えしていきます。
高タンパク、低脂肪!!
ポイント
鶏むね肉の特長
・低価格(100gあたり約60円)
・高タンパク(100gあたり約22%含有)
・低脂肪(皮なしで100gあたり1.9g)
・100gあたり191カロリー(皮なしなら108カロリー!!)
・身近で簡単に手に入る食品の中でイミダペプチドを最も多く含有
鶏むね肉の特長の一つにタンパク質含有量があります。30年くらい前から既に多くのボディビルダー、ダイエッターの日常食となっていますし、体作りや健康作りには大変有用な食材です。
価格はもも肉に比べて35%も安く(むね肉は100gあたり60円前後で、もも肉は95円前後)手に入れやすい食材ですが、
欧米では脂肪分を多く含むもも肉より鶏むね肉の方が価格が高く販売されていて、国によりますがおよそ1.5倍くらい鶏むね肉の方が高いのです。
欧米では脂肪分の多い食事は健康的でないという考えの方が多い理由で脂肪が少ない鶏むね肉が人気なのです。
・鶏むね肉 タンパク質含有率 23.3% 脂肪含有率 1.9%(皮なし)
・鶏もも肉 19% 5%
・豚ロース 22.7% 5.6%
・牛肩ヒレ 19.1% 15.0%
他の肉類と比較してもタンパク源としての鶏むね肉の優秀さがわかります。
鶏むね肉を食べるメリットをまとめると以下の通りになります。
鶏むね肉を食べるメリット
・良質のタンパク質を低脂肪で摂取できる
・淡白な味であまり飽きが来ないので継続できる
・低価格
・下ごしらえすれば美味しく食べられる
・抗疲労物質イミダペプチドを摂取できる
鶏むね肉は工夫次第で毎日でも食べることができる優れた食材です。
ササミ、もも肉との違いは?
ささみともも肉との違いですが、まずささみですが実は鶏むね肉の一部であるということです。にもかかわらず、ささみは1,5倍前後割高です。脂肪分は鶏むね肉よりも少し少ないのですが、それ以外はあまり大きく変わりません。ですので僕はささみを購入することはほぼなく、いつも鶏むね肉です。
次にもも肉ですが鶏むね肉のタンパク質は22.3gで脂質は1.5g 鳥もも肉のタンパク質は18,8gで脂質は3.9gなので栄養成分の比較では鶏むね肉に軍配が上がりますが、やはり美味しいのはもも肉ということになってしまいます。肉の美味しさは脂肪分で決まってしまう部分があると思いますが、それ以外のメリットについてお伝えしたいことがあります。
それは鶏むね肉に含まれる抗疲労物質イミダペプチドの含有量です。
むね肉 100g中約200mg
もも肉 100g中約100mg
約2倍の含有量!!
このイミダペプチドがタンパク源以外に鶏むね肉を食べるメリットになるのです。
イミダペプチドを多く含む鶏むね肉!!
イミダペプチドをもも肉よりも2倍も多く含む鶏むね肉ですが、ここでは抗疲労物質イミダペプチドについてお伝えします。僕は鶏むね肉とサプリメントの両方を摂取したことがありますがその経験も交えてお伝えしたいと思います。
イミダペプチドとは?
抗疲労物質イミダペプチド。疲労回復、抗酸化作用、運動能力向上などの効果が期待されている成分です。鶏むね肉以外にも、豚のもも肉、ロース肉、カツオに含まれるアミノ酸が2個くっついた物質の総称で、イミダゾールジペプチドが正式名称。
イミダペプチドは以下の効果が科学的に証明されています。
ポイント
・脳と筋肉の疲労を回復力を上げる
・抗酸化作用が高い
疲労回復には1日あたり200mg~400mgの摂取が望ましいのですが、鶏むね肉だと1日100gを食べると200mgのイミダペプチドを補給できます。
1日に1回から2回ほどに分けて食べると効果が出ることになります。
そしてその効果を体感するには14日ほど連続で食べ続けると良いとのことです。
以下にイミダペプチドの清涼飲料水のデータを添付しますが、鶏むね肉を食べることで同じ効果が期待できます。
鶏むね肉VSサプリメントのイミダペプチド
鶏むね肉が良いのは分かったけど、鶏肉自体が嫌い、毎日は食べられないという方には上記のようにサプリメントという方法もあります。
僕自身もサプリメントで摂取したことがありますが、鶏むね肉と比較しても効果はあるように思います。
ただし、ドリンク剤や顆粒は製造することにコストがかかってしまうので割高になります。
価格、利便性で見ると錠剤やカプセルが良いでしょう。価格で選ぶなら僕が検証済みのDHCがおすすめです。
鶏むね肉がもも肉と同じくらい美味しくなる調理法
食品として、高タンパク、低脂肪、リーズナブル。超優等生の鶏むね肉ですが、一番の欠点が「硬くて美味しくない」ということ。
ところが、ごく簡単な下ごしらえさえ行えば、もも肉に匹敵するくらい柔らかく、食べやすくなります。
面倒くさいことが大嫌いな僕でも鶏むね肉をいただくときは毎回行っています。
以下にその方法をお伝えします。
鶏むね肉柔らかくする方法はブライン液につけるだけ!!
そもそも「ブライン液ってなに?」と思う方もおられると思います。数時間浸しておくだけで鶏むね肉やささみがもも肉並みに美味しくなる魔法の液。
なんか難しそうですがブライン液は水に対して5%の塩と砂糖を混ぜた液体のことです。
つまり、
水100ml 塩5g 砂糖5gで混ぜるだけで出来上がり。
鶏むね肉の量に応じて500mlなら25gずつにするだけ。
複数のお料理サイトで確認しましたが、多くのブラウン液は塩と砂糖はこの比率でした。
ただ実際のところ塩分が5%を超えると塩っ辛くなります。
せっかくのブラウン液での下ごしらえの意味がなくなってしまいます。
実際に作った経験では5%だと少し塩っ辛いので、僕は塩の量を少なめにしてブライン液を作っています。
基本的なブライン液の作り方と鶏むね肉、ささみなどの漬け込み方
※僕は5gだと塩辛いので塩を3g〜3.5gくらいにしてます
・5%、つまり水100ml に対して塩5g砂糖5gで混ぜる
※5%は超えないようにする
・漬け込む時間はできれば一晩、最短でも4時間〜6時間くらい
・フォークで事前に穴を開けておくと浸透性が良くなる
・小さめに切ると短時間でも柔らかくなります
・お料理のサイトではフリーザーバックやポリ袋に入れて肉が全て浸かるように密封してますが、僕はボールに塩、砂糖、水を入れるだけ
・雑菌の増殖を防ぐため必ず冷蔵庫で漬け置きすること
以上を参考にしてみてください。
もも肉のようなむね肉になりますのでぜひお試しください。
上の写真はブライン液に12時間以上漬け込んだ鶏むね肉ですが、もも肉とほぼ同じ食感に仕上がっていますし、パサパサ感は全くありません。
最後にご注意してほしいことなのですが、鶏むね肉は煮物には向きません。
煮出すとその煮汁に抗疲労成分のイミダペプチドが溶け出してしまいますので、せっかくの有効成分を摂取できる機会を逃してしまいますので煮物には向いていません。
ChatGPTにニンニクたっぷりの過去最高に美味しいレシピを教えてもらいました
人工知能のChatGPTにニンニクたっぷりの過去最高に美味しいレシピを教えてもらいました。ブライン液に漬け込んだ鶏むね肉を特製のタレで焼くだけ。料理は全くど素人の僕でも簡単に、しかも最高に美味しくできたのでご紹介します。
ニンニクたっぷり醤油味の特製タレですが、まずは材料と分量を確認してください。このまま一切アレンジなしで作るだけです。
タレの材料: ・大きめのニンニク 2-3片 ・醤油 4-5大さじ ・みりん 2-3大さじ ・砂糖 1-2大さじ ・酒 1大さじ ・ごま油 少々
作り方:
- ニンニクはみじん切りにするか、すりおろす
- 小さめの鍋に、みじん切りにしたニンニク、醤油、みりん、砂糖、酒を入れ、中火で煮立てる
- 砂糖が溶けたら、弱火にし、タレが少しとろみがつくまで煮詰める
- とろみがついたら、火を止め、ごま油を加えてよく混ぜる
鶏むね肉の調理方法:
- 鶏むね肉は適当な大きさに切りますが、ブライン液に漬け込んでたら十分に美味しいので皮は剥ぐ
- フライパンに油を熱し、鶏むね肉を並べます。中火で皮目から焼き始め、両面が焼けたら蓋をして弱火で火を通す
- 鶏むね肉が焼けたら、タレをフライパンに加え、全体に絡めてタレが煮詰まるとさらに美味しくなる
- お皿に盛り付け、お好みで刻んだネギや炒りゴマを散らして完成!
このニンニクたっぷりの醤油味のタレを使った焼き鶏むね肉は、ご飯にも合いますし、お酒のおつまみにもぴったりです。お好みで、野菜やキノコ類と一緒に炒めても美味しいですよ。お試しください!
まとめ
優れたタンパク源であり、抗疲労、抗酸化作用も期待でき、手に入れやすく価格もリーズナブルな鶏むね肉。
ブライン液でしたごしらえさえすれば、あとは焼くなどの簡単な調理で美味しくいただけます。鶏むね肉に多く含まれるイミダペプチドは脳疲労に効果があることもわかっています。疲労にも効果がありますので、まさに理想のタンパク源です。
実際に効果が期待できる量のイミダゾールペプチド200mgを摂取するには、約100グラムの鶏むね肉(少し大きめの鶏むね肉4切れ程度)を食べればよいだけ。
いろんな実験の結果、約2週間で効果が出ます(出典 DIMOND ONLINE 東京医科歯科大学名誉教授 藤田紘一郎氏)
プロテインも手軽でおすすめしていますが、基本はしっかりした食事を摂った上での話。日常の食事に鶏むね肉を多く加えるだけで、様々なメリットを得ることができるのです。