ホエイプロテインにはWPIとWPCがありますが、どちらを選んだらよいか迷っていませんか?「WPIは良さそうだけど高いし、WPCは手頃な価格だけどお腹が張ったり、脂肪が多いことも気になるなぁ」そんなあなたへホエイプロテイン歴25年以上のひのでからの答えはWPI一択!!
この記事ではなぜプロテイン歴30年以上のひのでがWPIをおすすめするのかを解説します。
筋トレーニーにとってプロテインは最重要なサプリメント。
その中でも筋トレとダイエットに最も向いてるのがホエイプロテインです。
そしてホエイプロテインの中でもさらに効果があるのがWPI。
この記事を読めば、筋トレやダイエットにはWPIが最適である理由がわかり、最安値のWPIがわかります。
ホエイプロテインを飲むならWPI一択!!
ホエイプロテインを飲むならWPI一択です。
理由はいくつもありますが、僕が考える5つの理由を述べていきたいと思います。
まずはWPIとWPCの違いから説明します。
WPIとWPCの違い
WPIとWPCの違いは下記のとおりです。要点をまとめるとWPIのほうが値段は高くなりますが、その分高品質です。
WPI | WPC | |
タンパク質含有量 | 85~90%以上で含有率が高い | 70%〜80%で含有率が低い |
不純物(脂質、炭水化物など) | 少ない | WPIに比べて多い |
吸収の速さ | 速い | ゆっくり |
価格 | WPCより約30%高い | リーズナブル |
風味 | サラっとしている | 脂肪を含むので牛乳っぽさがある |
WPIの特徴
WPIの特徴は下記のとおりです。値段がWPCより高いもののタンパク質含有量が高く、「品質が良い≒吸収されやすく筋トレの効果がより期待できる」といった特徴があります。
- タンパク質含有率が85~90%以上で含有率が高い(筋肉の合成にスイッチを入れるアミノ酸であるロイシンの含有量がWPCより多い)
- 不純物(脂質、炭水化物など)が少ない
- 脂肪がほぼないため吸収がWPCより早い
- 値段がWPCより約30%ほど高い
- 脂肪が約1%とほぼ無いので牛乳っぽくなくサラッとした飲み心地
WPCの特徴
WPCの特徴は下記のとおりです。
WPIよりも価格はお安いものの、タンパク質含有量がWPIより低く不純物(特に乳糖含有率)がWPIより多いため、体内に吸収されにくく人によっては下痢など起こす人もいます。
- 乳糖含有率が高い(WPCは4%〜8%、WPIは0.5%〜1%)
- たんぱく質含有率が70%〜80%で含有率が低い
- 不純物(脂質、乳糖など)がWPIに比べて多い
- ビタミンやミネラルの含有量は多いがWPIとの差は1%ほど
- 製造工程がWPIより少ないため価格は安い
- 脂肪含有量が7%前後あるので牛乳に近い感じ
※ホエイプロテインには厳密にいうとWPI、WPC、WPHの3つがありますが販売量が少なく一般的ではないWPHはここでは割愛します。(WPHは吸収の早いペプチドが配合されたホエイプロテインです)※ペプチドとはアミノ酸が2〜数個繋がったアミノ酸とタンパク質の中間のような存在で吸収が早いというメリットがありますが、苦みがあるというデメリットもありますし、WPIより価格もさらに高めです。
ここからはWPIの詳細や特に強調したいポイントを5つご紹介していきます。
WPIをおすすめする5つの理由
僕のおすすめは断然WPIです。
ホエイプロテインは効果が高く、種類が最も良いプロテインですが、その中でもWPIを強くおすすめします
理由は以下通りです。
WPIを薦める理由
- プロテインを研究した科学的な根拠のある文献の多くはWPIを使用している
- 総合的に見ると価格差はあまり無い
- 筋肉合成のスイッチを入れる最も重要なアミノ酸であるロイシンがWPCより多く含まれている
- WPIのナチュラル(メーカーによってはプレーンと表記)はほとんど味がなく飲みやすいし、好きな味付けができる
- 乳糖不耐性の方でも飲める(乳糖含有率が1%以下)
①科学的な根拠のある文献の多くはWPIを使用している
筋トレ系の科学的な論文に使われているのはほとんどがWPIで、サプリメントの最先端をいく米国でより売れているのはWPCではなくWPIです。
科学的、合理的な米国が筋肉の成長という結果に一番良いと選んだのがホエイプロテインのWPIなのです。
②総合的に見ると価格差はあまりない
総合的に見るとWPIはWPCよりコストパフォーマンスが良いのです。
『総合的に』という意味は価格だけで判断するのではなく、あらゆる要素を含めて比較した場合という意味です。
※あくまでひので個人の価値観からの考えです
ポイント
- 脂肪や乳糖が除去されているのでWPCより体に吸収される速度が早
- ラクトフェリンなど有益な物質が残っている(CFM製法のみ)
- WPIとWPCが同じ重さの場合、WPIのタンパク含有率が高いので結局WPCとの価格差はそれほどない
- 飲みやすい
- 下痢したりオナラが多く出ることがほぼない
③筋肉の合成スイッチを押すロイシンの含有量が多い
ホエイプロテイン自体にもともとBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシンの事。筋肉に最も必要なアミノ酸)が多いのですが、蛋白含有率が高いWPIはさらにその割合が高くなります。
④ほとんど味がなくサラッとしていて飲みやすい
写真の液体は水に溶かしてから約5時間後の消泡剤(レシチン)を配合してない無添加WPIの味無しタイプです(泡立ちは多いものの最も価格がお安いWPI)
ほぼ泡は消えています。
繰り返しますが、WPIは脂肪や乳糖を除去してますのでWPCに比べてミルク感がありません。
サラッとしてサッパリしていますのでどのような味付けもできますし、味がほぼないのでそのままでもサッと飲めます。
⑤乳糖不耐性の方でも飲める
日本人の70%〜80%がラクターゼという消化酵素を持たないので乳糖不耐症であるといわれています。
消化できなかった乳糖は大腸に進み、そこにいる腸内細菌によりガスが発生し、その刺激でオナラが出たり、腸の動きが促進されて下痢やお腹が痛くなったりするのです(腸の動きがよくなりすぎるとその伸び縮みで痛みが発生します)
WPIには原因である乳糖が0.5%〜1%しか含んでませんのでそれらの症状が発生する可能性がほぼなくなるのです
※ただし、乳糖不耐性の程度は人によりますので100%起らない保証はありません
ひのでがおすすめするWPI国産メーカーを4つご紹介
おすすめは国産メーカー一択です。理由は安心感と国産メーカーさんを応援したいから。最近は外国製との価格や品質の差がなくなったことも大きいです。
それと過去に外国製のプロテイン系サプリにドーピング物質が配合されていたこともあり、僕も一部をのぞいてほぼ日本製を使っています。
ここで紹介するWPIはすべて
- 日本のメーカー
- 原材料は米国、欧州、豪州産ですが製造は国内で行っている
- 味のない(メーカーによりプレーンまたはナチュラルと表記)タイプ
- ひのでが飲用経験あり(ニチガは使用経験なし)
となっています。
※2022年6月末現在でホエイプロテインの価格が上がり、かつ一部供給が不安定になっています。
※参考価格は楽天市場価格で2022年6月末現在の最も安いショップの価格です。
Grong -コスト品質のバランスに優れた王道メーカー-
僕が最も使っているメーカーです。価格、品質もGrongを選んでおけば後悔することはないでしょう。味も数多くあります。
ご紹介する下のWPIは泡立ちがほとんどなく、味もほぼないタイプです。
Save ーサプリやジム経営、プロテイン販売の実績があるメーカーー
最近使い始めたメーカーです。袋の裏側にプロテインユーザーを助けるために『Save』というブランドのプロテインを立ち上げたと記載されています。
泡立ちの少ないタイプのWPIの方が飲みやすく売上も多いのですが
実際のところ無添加のSaveのホエイプロテインWPI、泡立ちが多いタイプ、プレーン、5kg包装がCFM製法ではコスパNo.1です。
※袋裏の栄養成分表示には「レシチン/大豆由来」と記載されてますがSaveに直接問い合わせたところ、この商品にレシチンは配合されてないことを確認しました。袋の裏には写真のように記載されてますが、商品にレシチンが配合されてないことを書いた別途の用紙を貼り付けています。
ニチガ -プロテインの消費量が少ない方にお勧め-
僕自身は使用経験がありませんがニチガも注目しているメーカーです。
3kg以上の大袋はなく、1kg×3個という単位になっています。
このメーカーの特長は価格もお安いのですが、製品の材料の情報がわかりやすく開示されていることです。
安心感がありますし大包装はなく、1kg包装なのでプロテインの消費量が少ない方には特に向いています。
CFM製法のWPI3kgでは他メーカーよりお安くなっています。
下の写真に「INSTANT」と記載されているのは、ヒマワリレシチンが配合された泡立ちの少ない溶けやすいタイプという意味です。
材料の原産国はアメリカです。
3kgのCFM製法のWPIでは最安値です。
|
泡立ちの多いタイプもあります。泡を消すヒマワリレシチンが配合されてないのでその分、少しだけ蛋白含有率が高いのですがほぼ誤差の範囲です。
材料の原産国はドイツになっています。
一般的には泡立ちを抑える成分が配合されている方が価格は高いのですが、原産国の違いで原材料費が違うために価格差がなくなったと推察します。
エクスプロージョンーイオン交換方式で製造された最安値のWPIー
エクスプロージョンのWPIはイオン交換方式で製造されていますので、タンパク質の含有率が最も高く、価格も製造コストの高いCFM製法の他メーカーよりもお安くなっています。
ただし、僕が調べた2022年6月から現在に至るまで(2022年9月6日)、公式ホームページのWPI製品の3kg入り大包装はほとんどが品切れになっています。
3kg入りの大包装で10,000円を下回るのはこのエクスプロージョンのWPIだけですので残念です。
メーカーさんには早期の安定供給をお願いします。
まとめ
今回はWPIとWPCのどちらを購入しようかと悩んでる方にひのでの経験を混じえてお伝えさせていただきました。
ポイント
- ホエイプロテインは総合的に見るとWPCよりWPIが優れている
- WPIは蛋白含有率が高く、筋肉合成を活性化するロイシンがWPCより多い
- WPIの中でも最優秀なのは、たんぱく質以外の有効成分が多く残るCFM製法で製造されたWPI
- WPI(CFM製法)の中でも消泡剤無添加の泡立ちの多いタイプの大容量が最もコスパが良い
※初めて泡立ちの多いタイプのWPIを購入される場合は1kg包装をおすすめします。いきなり大包装を購入してどうしても飲めなくなる可能性があるからです。
|
食事で補いきれないタンパク質はプロテインを使えば、筋肉の成長やダイエットに大変有効です。
そしてプロテインの中でもホエイプロテイン、ホエイプロテインのなかでもWPIがもっとも品質が優れたプロテインです。
最も効率よく筋肥大やダイエットを成功させたいのならWPI一択です。
下のWPIは最も価格がお安く僕がメインで使っている無添加の泡だちの多いタイプの大包装5kg入りです。
消泡剤のレシチンが配合されてない無添加WPIですので泡立ちが多いですが、シェイク後時間が経てば泡は消えますし、何よりも最安値です(消泡剤を添加すると価格が上がります)
日本製WPI(CFM製法)で最安値は(2022.7.11現在の価格)
Saveの泡立ち多いタイプ5kg包装です。
(1kg当たり2,396円)
※最近ホエイプロテインの価格が上昇していますので変動する可能性があります
※10kg、20kgとまとめ買いすることによりお安くなるメーカーがあるかもしれません