薬局に勤めて20年以上が過ぎ、多くの中高年の方々にお薬をお渡ししてきました。僕自身が還暦を過ぎ以前から気になってたことがあります。
それは、
「中高年の方って、同じくらいの年齢でどうして見た目や雰囲気がこんなに違うんだろうか?」ということです。
患者さんの中には10歳どころか20歳くらい若く見え、ハツラツとされた方がおられる一方で、実年齢を知って驚いてしまうくらいに老けて見えてしまっている方もおられます。
少し自慢をさせていただきますが、
僕は初対面の方々に時々実年齢より5歳〜10歳くらい若く見ていただけます。
非常に嬉しいことですがもちろん整形はしてませんし、男性なので保湿剤くらいで化粧品はほぼ使っていません。
顔にも年相応のシワはありますがそう言っていただけます。
でも
若い頃、特に高校生の頃は逆によく老けて見られて落ち込んだものです。
ですから元々は老け顔なのかもしれません。それが40代半ばくらいから逆に若く見られることが多くなってくるようになってきました。
この記事を読んでいただくと実年齢-5歳~10歳に見えるための考え方の基本とどのようなことを注意しないと老けて見えてしまうのかを知ることができます。
実際のところ、若く見える方に正直にお伝えすると100%喜んでくださいます。
中高年以降で、若く見られて怒る人はいませんよね^ ^
目次
1. 見ため 【体型、肌、頭髪、】
①体型 お腹が出ていないこと!
まず第一にお腹が出て、太っていないことです。
ご覧の通り、人は20才を境に少しずつ基礎代謝量が落ちてきます。
基礎代謝量とは生きために最低限必要なエネルギー量のことで、寝していても使われてしまうエネルギー量のことです。
この基礎代謝量は24時間常に発生し続け、1日の総消費エネルギーの70%に相当します。
この基礎代謝量が年齢とともに落ちると言うことは、総摂取エネルギー(簡単に言うと食べる量)をそのままにすれば、エネルギーは余りますよね。
余ったエネルギーは脂肪という形になって、
主に防御する骨格のないお腹を守るために、そこに貯蔵しやすくなります。
だから、中年以降は太りやすくなり、しかも50歳以上の男性は全身の脂肪の60%以上がお腹につき始めます。
女性も30代を超えると50%以上の脂肪が腹部ついてしまいます。
お腹の脂肪、つまり内臓脂肪が増える傾向があります。
内臓脂肪は血圧、血糖値など他の病気を悪化させる要因になりますが、唯一の救いが他の体脂肪よりも落ちやすいということです。
僕自身もそれは実感しています。
僕は今165㎝ 72kgで体脂肪率が18〜22%くらいを行ったり来たりしていますが、
たまに食べ過ぎが続いてしまった時などはベルトの穴が1つ増え、すぐにわかりますので、
食事量を減らし、プチ断食を開始します。(筋トレはほぼ継続してます)
二日から三日ですぐにお腹が凹みます。
写真は2年前に僕が56歳の時に撮った写真です。
僕は競技者ではなく、普通に働くサラリーマン薬剤師です。この時は56歳で一度どこまで絞れるのか挑戦してみるつもりで筋トレと減量を僕なりの限界の手前まで頑張った時の写真です。
筋トレ直後で筋肉がパンプアップしているので、普段よりもムキムキになっていますが、体脂肪率12%くらいでした。
ただし、僕の基礎代謝量はタニタの体重計での表示は1650kcalです。筋肉量は80くらい(最大値100)ですので、
同年代の男性よりも150kcal高いことになります。35年継続している筋トレのおかげだと思います。
「低カロリーでもたんぱく質やミネラルが豊富な食事をし、基礎代謝量を増やすために筋肉を意識して使う」ということが必要です。(タニタのHPより)
以下のことを実行すれば、お腹は凹みます
・食べる量を減らす(主に炭水化物の量を減らす 野菜多め→タンパク質多め→炭水化物少なめ)
・週に3回〜4回の筋トレ!
・サプリメントはあくまで補助。
お腹を凹ますことで優先順位をつけると、
ダントツ1番で食べる量を減らす事です。いくら運動しても、例えば体重60キロから70キロの人がゆっくり1時間走っても消費カロリーはたかだか600kcal〜700kcalです。
ラーメン一杯とビール一杯ですっ飛びます!
僕が実行してることは以下の通りです。
・平日はほぼ毎日プチ断食を実行している(午後8時半の夕食後から翌日の午後12時過ぎの昼食まで水、プロテイン以外は口にしない)
・筋トレを週3回継続している
・主食の炭水化物は玄米
以前の僕も含めて、多くの方々が1日3食が当たり前の中で育ち、生活してきましたが、アメリカの大学での研究でそれも間違いの可能性が出てきています。
昔も江戸時代前は1日2食でした。現代の様に栄養過多の時代なら尚更食事量、回数は成長期や若者、アスリート、肉体を使うお仕事の方などをのぞき、1日3回は必要はないと思います。
ただ、僕の経験上、水分とタンパク質はしっかりと取らなければならないと思います。栄養学のご専門の方からすれば、それ以外にもあると異論もあるとは思いますが、
とりあえず、水分を制限することは危険ですしタンパク質は厚生労働省の推奨する量に達してませんので(1日男性60g、女性50g)積極的に取るべきだと思います。
下の広告のベースフードですが、僕自身すでに8ヶ月以上定期購入しています。ベースフードのパンにはタンパク質が多く含まれていますが、筋トレをしているので忙しい時のランチはプロテインとベースフード のパンだけにしています。
初回限定20%OFF!完全栄養の主食 BASE FOOD スタートセット
② 肌が清潔できれいであること
不潔であることは論外ですが、肌にシミが少なく、清潔であること。
シワもほうれい線をはじめ少なければ少ないほど見た目が若く見えます。
ただ、このブログの対象読者様は40代半ば以降の男性ですので、洗顔など最低限のお手入れのみしかご提案できません。
僕自身、洗顔くらいしかしてきませんでしたが、
今現在の最低限の40代半ば以降の男性のお肌のお手入れの提案は以下の通りです。
・毎日の洗顔後に紫外線カットのクリームやローションを1年中塗ること
・ビタミンCを1日2回以上とること
・できるだけ紫外線を浴びないように努めること
以上です。
それから、僕ら以降の中高年のぶしょうヒゲははっきり言って汚いだけです。
若い頃ならある程度はぶしょうヒゲもかっこいいかもしれませんが、50代、いや40代のヒゲの手入れ不足はダメです。
きれいに手入れされたヒゲはかっこいいのですが、ヒゲに信念をお持ちの方はお手入れだけはよろしくお願い申し上げます。
③ できればハゲてないことが望ましいけど、、
頭髪についての見た目への影響は肉体の次くらいに大きいものがあります。
正直なところ、ハゲで白髪の方よりも、フサフサの黒髪の方が10歳から15歳くらい若く見えます。
僕も毛髪に関してはこだわりがあります。
僕は今58歳ですが、ハゲてませんし、薄毛と言われるレベルでもありません。それは、遺伝的なことも大きいのですが、それ以外に、デュタステリドという「男性における男性型脱毛症」という効能効果を認められたお薬をもう5年前後服用しています。
ただそれでも、年相応に毛髪の勢いや太さは若い頃とは違ってきていますし、髪の毛も上の写真のからではわかりにくのですが、少しずつ白髪も出てきていますが、
適宜黒染めしています。
ですので、
実年齢-5歳~10歳に見えるための方法論の「頭髪」に関しては以下の様に捉えていただければ良いかと思います。
・理想は頭髪の量が多く、黒いことが望ましいが、ハゲ、薄毛であっても手入れをしっかりしておけばまだまだ大丈夫だということです。頭髪に関しては人それぞれの好みがありますが、中途半端なバーコードだけは絶対にやめたほうが良いです。それならいっそのことスキンヘッドの方が100倍カッコいいし、潔いです。
スキンヘッドで若々しい方は何人も見たことがありますが、バーコード頭で若々しい方はいません。
個人の考え方があるので、怒られるかもしれませんが、僕は誰も言ってくれないので、バーコードの方のために申し上げますが、
少なくなった頭髪でカバーしても、皆内心違和感を感じています。
誰も言ってくれませんが、年齢を重ねて、それなりの地位のある方でもバーコード頭で一片にその方の印象がコミカルな方向に捉えられています。
バーコードの方は、潔く清潔に散髪した方が絶対にいい。
世間の誰もが思ってるけど、誰も言わないので、申し上げさせていただきました。
今の時代であっても、ハゲてる方にハゲって言っても差別ではないし、社会的には大ごとになりません。でも言われた本人にとっては特に若い方は本当に傷つくことと思います。
ある程度年齢が行った方なら、年相応ということもありますが、若い方にとっては本当に悩ましいことです。
僕は48歳くらいからフィナステリドの服用を始めましたが、50代になり効果に少し不安を感じたので、より強力なデュタステリドに変えましたが、今のところ、ハゲてはいません。
今は薬もありますし、植毛の技術もものすごく進歩していますので、気にされる方は少しでも若いうちから頭髪のケアに取りかかってください。
以上です。
メンタル【考え方・心の持ち方】
多くの高齢者で実年齢-5歳~10歳いや、20歳若くに見える方は例外なく、前向きで明るく朗らかです。
これは間違いありません。
パナソニック(旧ナショナル)創業者の松下幸之助さんの言葉ですが
「心の若さは気の持ちようであり、それは必ず表に現われます。つまり、つねに前へ進む気力さえ失わなければ、若さはいつも向こうからついてくる、というのが私の信念です。」
これが真理であり、ここでお伝えしたいことの真髄です。
常に前向きでチャレンジし続けることは例え歳をとってもできることです。
もちろん、若い時の様なスピード感で行動し、結果を出すことは難しいことは言うまでもありませんが、命ある限り常に挑戦し、行動し、自分の頭で考え続けること。
それも若さの一種だと思います。
肉体的な若さは失いつつあっても、精神的な若さは維持向上できます。
僕自身、若い頃にこれらの言葉を聞いたことがありました。当時は肉体的に若かったので意味が理解できませんでしたが、
58歳になった今、やっとその意味が心底理解できました。
肉体的な若さは失いつつあっても、精神的な若さは若い時と変わらない。いや、僕の場合、多くの学びと経験を得た今、精神的な若さは20代の僕よりも若いかもしれません。
松下幸之助さんは96歳で天寿を全うされましたが、5歳で丁稚に出されてから鬼籍に入られるまでの91年間、ずっと走り続けた人生でした。
結論、
見た目が若い方は、朗らかで100%心が若い。
これは20万人に及ぶ多くの高齢者の方々を見てきた経験からの結論です。
まとめ
今回は、実年齢-5歳~10歳に見えるための考え方や方法論と若々しさとは肉体的な若さだけでなく、心(考え方、生き方)は長い人生、特に後半での若さを維持するために絶対に欠くことできないものであることをお伝えしました。
芸能人ではなく、アスリートでもなく、ごく普通の人がどの様に行動すれば、日々若々しく、充実した人生を送ることができるか。そのヒントも今回は少しお伝えできたと思います。
何事もまずは心構えが大切です。今風に言うならマインドセットが出来てるかどうかで、これから先の人生が大きく変わってきます。
今回は具体的な方法論はありませんでしたが、それらについては順次作成していく予定です。
様々な情報源を駆使して集めた情報を、僕自身の経験を交え、読者様の役に立つ情報をお届けして参ります。
人生は長い様で短い、短い様で長いと言われることがあります。
どの様に感じるかは人それぞれの人生観で変わってきますが、誰にとっても1日24時間であることは同じだし、
その方の人生の主役はその方自身であることには変わりありません。
与えられた人生を精一杯生きること。
「老後」という言葉がありますが、いつからのことなんでしょうか。
僕の思う
「老後」とは
本当に自分のことが自分でできなくなり、人様の力をお借りしないといけない状態になった時からが老後
だと思っています。
年齢の問題ではありません。
例え、若くて体は元気であっても、行動すること、考えることをやめ、ただ決まった毎日を過ごすだけならそれはもう老後と言わざるを得ません。
逆に70歳でも、80歳でも、新しいことに挑戦し前に進み続け、毎日を生き生きと若々しく過ごすことを継続でき続ければその方は老後ではないと思います。
最後に、
松下幸之助さんの言葉でご紹介したい言葉があります。
青春とは心の若さである
信念と希望にあふれ
勇気にみちて日に新たな
活動をつづけるかぎり
青春は永遠にその人のものである